- 子どもの養育も終わり、定年を迎える夫を機に、再び自立を目指して生きたいと願う女性が増えているのです。 こうした女性の価値観が、熟年離婚の大きな原因となっているのです。また、 熟年離婚の原因にはいくつかあります。熟年離婚する代表的な原因は暴力・不貞行為(不倫)・性格の不一致です。
- ●性格の不一致が原因で熟年離婚
- ある日を境に相手の性格の欠点が気になり不一致感を抱いて熟年でありながら離婚に至る場合、 長く生きていると、体の衰えばかりか精神疾患や認知症、内面的にもいろいろ不具合が表れるもので、そういった変化に耐えられずに離婚をする場合。
- 子どもの養育も終わり、定年を迎える夫を機に、再び自立を目指して生きたいと願う女性が増えているのです。 こうした女性の価値観が、熟年離婚の大きな原因となっているのでしょう。 ●不貞行為が原因で熟年離婚
- 不倫や不貞行為は配偶者の裏切りですので信頼関係の崩壊から熟年離婚に至るケースもあります。 不倫は配偶者への最大の裏切り行為だと思います。最大級の信頼関係も一度に崩壊してしまうくらい大きな過ちです。 信頼関係がなくなり、相手を思いやる気持ちが失せた時、やはり離婚を考えます。 子供のこととか離婚が障害になるようなことを抱えていると、とりあえず仮面夫婦を続けるようなことがあるかも知れませんが、 将来的熟年離婚の原因にはなるでしょう。
- ●暴力が原因で熟年離婚
- 暴力やドメスティックバイオレンスの他に借金などの精神的苦痛が原因で熟年離婚に至るケースがあります。 暴力にも種類がいろいろあり、精神的苦痛を与えるものや、一方的に借金を繰り返しは負担を与えるようなものまでです。 ドメスティックバイオレンスは、間違いなく離婚の原因になるでしょう。それが肉体的にも衰えを覚える年頃の熟年離婚なら尚更です。 言葉の暴力がエスカレートして、つい手が出てしまうようなケースもあります。
- ある新聞の記事によると、男女別の熟年離婚の原因げ掲載されていました。
- 女性にとっての熟年離婚の原因は、
- ●夫が家庭を顧みない
- ●妻を女性として扱わない
- ●性格の不一致
- ●夫に趣味が無い
- ●夫が妻に頼りすぎ、という答えでした。
- 反対に男性にとっての熟年離婚の原因は、
- ●性格の不一致
- ●夫が家庭を顧みない
- ●妻を女性として扱わない
- ●夫に趣味が無い
- ●夫が妻に頼りすぎる、という答えでした。
- この結果をみると、女性、男性それぞれ考えるところがあるようです。
- 熟年離婚年金分割について
2007年4月1日に実施された離婚年金分割制度とは、「婚姻期間中に夫が支払った厚生年金を夫婦が共同で支払ったものとし、 離婚後の年金支給のときに第3号被保険者の妻が話し合いの結果によって最大50%を受取ることができる。」とされています。
- 専業主婦の場合は、配偶者が婚姻期間中に納めた年金に対する厚生年金の権利を最大で50%まで分割できます。
- 夫婦共働きの場合は、夫婦が婚姻期間中に納めた保険料に対応する厚生年金の合算の最大で50%までが分割できます。
- 分割割合は必ずしも50%ではなく、婚姻期間中の夫婦の厚生年金保険料納付額の最大50%の範囲で話し合って決める必要があるのです。
- 離婚分割は 厚生年金の分割の割合を夫婦が話し合って決めて、その分割割合を社会保険事務所に届出します。夫婦が合意することが原則であり、 合意できない場合はどちらか一方が調停を申し立てるなどして裁判所の調停などにより分割割合を決定します。
- 間違いやすいのが、財産分与と年金の離婚時分割制度です。
- 財産分与中に年金分割を含めたり、年金分割の中に財産分与を含めたりすることは許されません。 また、分割の対象は、婚姻期間中に加入していた厚生年金・共済年金の部分だけなので、婚姻期間中に、 国民年金を納めてきた個人事業主などの妻は、専業主婦だとしても、年金の分割を受けることは出来ません。