- 暴力には、身体的な暴力、精神的暴力、性的暴力、経済的暴力、子供を巻き込んだ暴力などがあります。 ・身体的暴力とは、直接的に相手の身体に危害を加える暴力です。男性でも女性でも暴力的な人はいるものです。暴力は傷害という犯罪です。 夫婦だからといって許されるものではありませんし、自分だけが我慢すればと思わないで下さい。苦痛から逃れるために離婚することは、 決して恥ずべきことではありません。
- ●気が短くてカッとなりやすく暴力的な人
- ●精神的弱さを暴力で補って強く見せている人
- ●お酒を飲むと気が大きくなったり、性格が荒くなったりして暴力を振るう人
- ・精神的暴力とは、直接的に身体に危害を加える暴力ではないのですが、暴言を浴びせたり、物にあたったりと精神的に追い詰めて、恐怖心を与えるものが精神的暴力になります。 他人には相談しづらく、つらく苦しい気持ちを伝えるのが難しい暴力です。
- ●命令口調で何でも従わせる
- ●発言権を与えない、発言させない
- ●交友関係や電話の内容を細かく監視する
- ●外出を制限したり、禁止する
- ●何を言っても無視する
- ●人前で侮辱したり、恥をかかせる
- ●大事なもの、大切なものを捨てる、壊す
- ●傲慢な態度で罵詈雑言を浴びせる
- ●延々と説教をして眠らせない
- 自分の感情や行動を相手に支配されて、その状況から抜け出せないで言いなりになっていると、精神的に病んでしまいます。
- 心の病気と言われるうつ病やノイローゼになってしまう前に、離婚することも選択肢の一つです。
- ・経済的暴力とは、直接的に身体に危害を加える暴力ではないのですが、家庭のお金に対しての独占欲からくる暴力になります。 家庭のお金の事情ですとなかなか他人には言えることではありません。 自分の境遇があたり前になってしまっていたり、普通と感じてしまっている人も多いようです。
- ●生活費を渡さない
- ●外で働くことに反対したり、辞めさせたりする
- ●家計を厳しく管理して、欲しい物を一切買わせない
- ●家庭の収入について何も教えない
- ●自分勝手にお金を使い込む
- ・性的暴力とは、卑猥な罵声など言葉の暴力からセックスの強要、性癖の押し付けなど、卑怯かつ卑劣で屈辱的な暴力です。
- ●見たくないのにポルノビデオを見せる
- ●望まない妊娠や中絶を強要する
- ●避妊や性病予防に協力しない
- ●子どもができない事を一方的に非難する
- ●脅しや暴力的なセックスの強要、性癖の押し付け、卑猥な発言
- この暴力の被害者は圧倒的に女性が多く、日常的に被害にあっている場合がほとんどです。この慢性的な性的暴力を、 生活のため、子供のためと我慢していたり、相手の言いなりになって欲求を受け入れているとエスカレートする傾向が強いのです。
- 夫婦間の問題だからと言って、周囲に相談しないで我慢できるものではありません。
- ・子供を巻き込んだ暴力とは、夫婦間に子供がいる場合、その子供も被害者になることです。
- ●子どもに暴力を見せる
- ●子どもを危険な目に遭わせる
- ●子どもを取り上げる
- ●自分の言いたいことを子どもに言わせる
- ●子どもに暴力をふるうと脅す
- 子供心に両親が喧嘩をしてる場面は見たくないでしょう。子供なりに、心に大きな傷を負うことになってしまいます。 子供の環境を親が考えてあげなくてはいけません。子供は、親を選べないのです。
- どんな原因があるにせよ、それを「暴力」で解決できるわけはなく、いかなる場合でも「暴力」に正当性はありません。 DV暴力は離婚の正当な理由になります。親族、身内、公的機関の法律相談などに相談しましょう。
