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「別れ」が元で拒食症って

恋人との「別れ」というのはショックが大きいです。恋愛が終わった、別れたからと拒食症になる人は、確かにいます。しかし、別れと拒食症とは必ずセットになっているわけではないのです。人間はショッキングなことがあると「食べ物がのどを通らない」という状態になります。恋愛での別れだけではなく、親友との離別などでも「悲しくて食べ物がのどを通らない」という経験がある人も多いはずです。しかし、別れの悲しみが癒されてくるにつれて、また食べ物がのどを通るようになります。別れを経験した人のなかで、拒食症として専門的な治療が必要となるのは、全員というわけではありません。ただ「別れた恋人を見返すために、ダイエットを始めた!!」といったことで、拒食症への道のりが加速してしまうことがあります。たとえば、別れた直後の拒食症の状態が、「自分を磨いている」という陶酔感につながったり、別れの本当の理由から目を背けられたりする、といったメリットもあって、拒食状態を加速させてしまう人もいるのです。人間はこうした尋常でない精神状態の時には、ダイエットをするといった大事な決断をしないほうが良いのです。「別れが元で拒食症になった」という人は、次の恋愛のときに同じ状態にならないためにも、できれば専門家の治療を受けるほうが良いでしょう。

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