上司との社内恋愛は、必ずしも悪いことではありません。ただ、注意が必要なのは「公私の区別がなくなってしまいがちである」ということと「プライベートでも上司と部下の関係を望んでしまいがちである」ということです。特に若い人同士の場合には、恋愛至上主義とでも言うべき価値観を刷り込まれているケースがあります。そのため、上司と部下という公の立場にあるときにも、ベタベタと恋愛の雰囲気を持ち込んでしまう、ということがあります。また、上司というのは部下に指導したり、相談に乗ったり「頼りになる」存在として、社内では振舞わなければなりません。ただ「プライベートでは、上司としての立場を忘れたい」と考えている人もいます。好きな相手のためとはいえ、いつも「強くて頼れる人」として存在し続けることは、男性にとっても大変かもしれません。そうした難しさは社内恋愛という、仕事もプライベートも一緒という関係にはつきものですが、逆に一緒にいる時間が長いことは、恋愛関係を深めることができやすい、というメリットもあります。ただ、会社によっては社内恋愛を禁じていたり、結婚が決まればどちらかを転勤させるといった方針の会社もあります。そうした規則についてはよく踏まえたうえで、上司との社
相談に際しての注意点