- 離婚回避 離婚したくない場合
離婚を回避したい、離婚したくないと思っていても、思い通りにいくことは多くありません。
- 離婚を回避するため、夫婦の復縁、家庭の修復のための方法はどんなことがあるのでしょうか。 まず、相手が離婚したい理由は何か、原因をしっかり把握し対処しなければなりません。
- 根本的な解決をしないと、また同じ事を繰り返してしまうかもしれません。
- できる事から、離婚しないですむ方法を見つけましょう。
- 小さなことからコツコツと始めていくことで、相手の気持ちを取り戻すことができます。 相手に対して全力を見せて、あなたの想いに気づかせる必要があると思います。
- ・家に帰って来る
- 別居を始めて数年たってしまったり、家は全く帰って来なかったりと別居期間が長くなると離婚回避が難しくなります。
- ・子供には愛情がある
- 配偶者とは離れられても子供とは離れられない人は多いものです。
- 子どもの存在が、夫婦の絆を深めてくれることで家庭の大切さ、家族の大切さを再認識できるでしょう。
- ・生活費はいれる
- 配偶者の家庭に対する思いや情は、きちんと生活費を入れてくれるかどうかで判断できます。
- 離婚したいと言いつつも生活費を入れてくれるのであれば、家庭を心配する気持ちがあるのです。
- 情があるうちは離婚回避できる可能性は高いです。
- ・暴力は一切ない
- 暴力と一言で言っても、暴力には、身体的な暴力、精神的暴力、などがあります。
- 直接身体に危害を加える身体的な暴力、精神的に恐怖心を与える精神的暴力、これらがない場合は、比較的 冷静に話し合いをしながら離婚回避の方法を探し出しましょう。
- ・浮気、不倫はしていない
- 配偶者が浮気・不倫相手がいる場合や夢中になっている場合は、夫婦間だけでは修復は難しくなります。
- 浮気・不倫相手との関係を清算し、解消しないことには家庭や夫婦を顧みることをしません。 しかし、パートナーには愛人はいなく、全く浮気・不倫が見当たらないのであれば、
- 家庭の不和・夫婦間の別の問題と判断できますので、離婚したい理由をよく聞いて比較的に冷静に話し合うこともできます。
- ・身内が応援してくれる
- 夫婦間での問題が身内にまで知られている場合、離婚を回避できるように両家の親族たちも見方してくれるでしょう。
- 身内とも揉めてしまうと離婚に向けて加速してしまうこともあるのでうまく立ち振る舞って理解してもらえるように離婚回避しましょう。
- ・経済的な不安
- 配偶者の経済的な不安を発端とする状況から離婚の話に展開する場合もあります。
- 経済的な不安という事実を受け止めながら、よく話し合ってそれを乗り越えることで離婚という家庭崩壊の危機を家族の団結に転換させるようにするのです。 こういう状態のときほど夫婦協力し合って、この困難を乗り切ることで離婚回避に繋がります。
- 離婚復縁
離婚してしまった後、離婚相手と復縁を望んでいる人は少なくありません。
- 突然、離婚を切り出されたり、相手の言うがまま離婚に応じてしてしまい、離婚後に後悔してる方は意外に多くいらっしゃいます。
- 離婚理由はどうであれ、元夫や元妻と離婚後に復縁したいと思うようになるケースは増えてきているのです。
- 離婚後の孤独感や生活苦、寂しさがそう気付かせてくれたのでしょう。
- 夫婦として復縁するために、家族として修復するために何をするべきか考える必要があります。 また、元夫婦の間に子供がいるなら、その子供の気持ちも尊重する必要があります。
- ●相手の環境や心境を無視して強く復縁を迫る、暴言を吐く
- ●用事も無いのに頻繁にメール・電話をして様子を伺う
- ●恋人がいると錯覚して行動や態度を干渉し探ってしまう
- ●自殺すると相手に迫る
- ●子供や親戚を過剰に利用して復縁を迫る
- 上記のようなことをしてしまうと修復どころか悪化の一途となって余計に嫌われてしまいます。
- 「復縁したい」と真剣に考えれば、相手との気持ちの温度差・距離間に気を付けて、修復するための言動が必要になるのです。
- 相手に対しての表現の仕方・接し方ひとつで、今後の方向性が大きく変わってくるのです。
- 二人の関係がこじれてしまった原因・理由を分析し、冷静に相手の心境心理を解読して関係の修復を行っていくことが必要なのです。
- 離婚回避テクニック
夫婦関係が悪化してきたり、突然離婚を切り出されたりと悪条件を回避する方法としては、まず原因を追究してみることです。 現在の状況、夫婦の間に何が起きているのか、それをどう解消して解決するのかが重要になります。 問題を放置することは解決には繋がりません。
- 夫婦や家族として接する機会、一緒に過ごす時間を増やすことが大切になります。 夫婦で会話する時間・機会を意識的に多くつくるようにしましょう。気持ちは言葉で伝えなれければ相手に理解してもらえません。
- 夫であり、妻である前に、男性であり、女性であることを意識してあげる、意識させる。
- 自分を理解してもらうには、その前に相手を良く理解しようとしなければいけません。 お互いに関心を持つことで理解できるようになり、気持ちが通じ合えるようになります。
- 一時的な離婚回避では、離婚問題の真の問題点を考え、失くさなければ何度も同じことを起こします。
- 離婚とは、結婚している全ての夫婦に起こりうる問題です。その時、どのように状況を判断し対処できるかが離婚回避に繋がります。 また、そうならないように日々努力の心がけを忘れないことです。
- 離婚回避例
●自分が変わることで、相手も変りました
- 夫婦共稼ぎで子育て最中、夫が不倫をしていることがわかり問い詰めたところ「離婚をしてほしい・・・」の言葉でした。
- 夫の帰りを待ち問い詰める毎日をおくっていました。しかし、そんな中、自分がまだ夫を愛していることに気付きました。
- 夫の浮気は夫のせいばかりではないと思い、自分の言動を改め、接し方を改め、少しづつ会話も増やしていきました。
- 夫も徐々にですが子供と遊ぶようになり、夫婦の会話も嫌がらずにするようになってくれました。
- 夫は、家族は大事だと言ってくれました。子供と仕事に一生懸命な私を見てて寂しかったと言ってくれました。
- ●友達のような感覚でコミュニケーション
- 妻に浮気され、悔しさと怒りで眠れない日々が続き、妻が信用できず離婚を真剣に考えました。
- 夫婦の会話は無くなり、顔を合わせることも無くなりました。話し合いを持ちましたが、「浮気したことは悪いけど、ずっと 離婚したいと考えてた・・・・」といわれた。
- 日が経ち冷静になってくると、離婚後のことを考えると悔しさや怒りは不安に変わっていったのです。
- 仲良かった頃の夫婦に戻りたいと、妻とのコミュニケーションをとろうとしましたが相手にされません。 「やはり離婚するしかない」と覚悟をしたが、でもなんとか離婚回避をしたいと思い方法をかえてみました。
- 友達感覚で接することを心がけてみました。離婚経験のある人のアドバイスもあったので、それを信じて続けました。 あきらめず、ゆっくりと続けました。すると、少しずつですが向こうから話かけてくるようになりました。
- また、結婚する前の恋愛してるときの恋人のような感覚を思い出しました。
- 「妻も悪かったかもしれない。でも私も、妻のことを理解してあげる努力が足りなかった」のだと。 コミュニケーションが夫婦の危機を乗り越えることに不可欠の要素です。
- 離婚後に復縁するには
離婚後復縁したり、夫婦関係を修復するためには、夫婦がこじれてしまった原因・理由を考えて、冷静に相手の心理状態や現状を 把握、理解して関係の修復を図りましょう。
- ●相手の意見を聞き入れられるように気持ちの余裕を持つ
- ●夫婦間に子供がいるなら、親としての強い責任感をもつ
- ●浮気が原因の場合、浮気を解消して信頼回復に努める
- ●借金が原因の場合、借金返済に努めてから経済的余裕も持つ
- ●身内や親戚からの反対意見に負けないように印象の回復に努める
- 上記のようなことが修復に向けてのひとつの方法です。
- 本当に復縁を希望するならば、真剣に行動しなければなりません。
- 円満調停
調停には、離婚を前提とした離婚をするための話し合いすることと夫婦関係を修復して離婚を回避するための話し合いすること に大きく分かれます。離婚を回避するための話し合いに利用することが「円満調停」です。
- 家庭裁判所の調停委員が夫婦の間に入り、それぞれからはなしを聞き良い解決方法を提示しながら夫婦関係を円満に修復に向かわせる ことを目的にしています。
- 話し合いがまとまれば調停が成立します。しかし、合意した内容は、強制することはできません。
- 離婚届不受理申出書とは
離婚届は、署名捺印があればかってに届け出をすることが可能です。印鑑証明、身分証明の提出が必要ありません。
- 受理されると離婚が成立します。しかし、かってに出された方には離婚の意思がないので、離婚は無効です。
- 離婚は無効になりますが離婚を取り消すためには、家庭裁判所の調停、審判が必要となり、それがだめなら離婚無効の訴訟を起こさねばなりません。
- このように離婚の意思がない場合や離婚が成立していないにも関わらず勝手に離婚届を出されないようにするために、離婚不受理申出という手続きができます。
- 不受理届の用紙は役所の戸籍係にあります。
- 提出すると、この申し立てにより、6ヶ月間は離婚届を役所に提出されても役所には離婚届を受理されません。 不受理申立は更新できますので再度申し立てれば問題ありません。 何度でも申し立てすることは可能です。