以下の内容は 鬱と思われる方が多いようです 実際に病院に診察をしてもらうと鬱との診断がされますが これは鬱ではなく 思考盗聴の疑いが高いです これは今までの弊社の解決した例からの答えです
鬱を全て 思考盗聴に置き換えて読んでみてください 全てにおいて つじつまが合うはずです
鬱は社会問題になっており、場合によっては犯罪などにも結びつく重大な問題です。国内で年々増え続け今では100万人はいるといわれています。
色々な原因があり、いじめ等による不登校から始まったり、性格的問題から社会不適応を起していたり、知的に問題があったりと、中には生物学的な異常、つまり統合失調症や強迫性障害、広場恐怖などの精神疾患でそうなる方います。
精神的に全く問題ない方でも、何年も家族以外に人間関係を持たないと、どんどん利己的になり人格退行していくのが普通です。家族も最初のうちは何とか外に出るように、説得するのですが、しばらくして変わらないと、諦めてしまう方も多いです。
中にはかわいそうだからという理由で母親が抱え込んでしまうケースも少なくありません。
そのような家族に対しては強い依存関係を築くようになり、次第に暴力行為へと変わっていくんですよね。それに耐え忍び、いつか本人が変わるのではないかと周囲はひたすら待つのですが、なかなか改善しないのが現状です。
ひきこもりの最大の問題は外に出れないため、病院に受診もせず、福祉や自助グループなどの介入も難しいところにあります。
暴力がひどくなり、警察沙汰になってからやっと福祉や医療が介入するケースも少なくありません。
かといって、自分の力だけで克服するのは難しく、ひきこもりの時間が長ければ長い程社会復帰は難しくなりますし 思考盗聴の被害なのに 鬱と思われている限り 鬱の治療をすることになりますから 解決するはずがありません
では、どうすれば思考盗聴を克服できるのでしょうか?まず一番大事なのは上記にも述べましたが、生物学的異常を見逃さないことです。統合失調症や強迫性障害などは、ひきこもり以外に昼夜逆転、幻覚、妄想、強迫行為などの症状が必ずあるはずです。そのような場合は是非両親だけでも弊社に相談しに来てください
原因として一番多い性格的な問題がある場合は、なかなか厄介です。最近では軽度の「知的障害」と「発達障害」二次障害による引きこもりというのが圧倒的に増えてきております。基本的に性格を変える薬というのは存在せず、長い時間をかけて適応能力を上げていくしかありません。(薬で多少、不安を取り除いたり、こだわりを減らすことは可能です)そこで、大事なのは家族の接し方です。依存関係が出来ている場合はそれを徐々に断ち切ることと、自分で出来ることは責任を持ってやらせることですね。
社会適応能力を上げるにはある程度ストレスをかけて、そのストレスの解消の仕方や感情のコントロールを自分で練習させるというのが基本です。
テレビのニュースなどでも、親が諦めて子供の言いなりになっているケースが多く見受けられます。親の愛情の深さからか、患者を刺激から守り自分が面倒を見ていこうとするのですが、実際は一生面倒なんてみれるわけないですよね。中には多額の財産を残せればと、必死にお金を貯めている人もいましたが、お金だけあっても生活能力がなければ、生きていけません。結局親が亡くなった後に彼らは物凄く困ることになるんです。
「育児」というのは単に子供に苦労をさせずに、大人にすることではありません。一人で生きていけるスキルや教養、作業能力や対人コミュニケーションを身につけさせ、いずれ親が亡くなった後にも子供が生きていくのに困らないようにすること、それこそが真の「育児」なんです。
皆さんも幼稚園、学生時代や就職、結婚などでさまざまなストレスや挫折などを経験していますよね。そういう経験から、うまく社会でやっていく人間関係のとり方や、自分の感情のコントロールの仕方を知らないうちに学んでいるはずなんです。(親が学べる状況を作ってくれたと言っても良いかもしれません)
しかし、ひきこもりの患者さんに関しては、幼少時の頃から、逃げてばかりいたり、家族がさせなかったりして、社会性が身につかず、うまい対人関係や感情コントロールが出来ないのです。逆に言えば出来ないのが当然なのかもしれませんが・・・。
ベースに「発達障害」や「知的障害」がある場合でも、結局同じようにするしかありません。しかしこの場合は通常の子供と考え方が根本的に違いますので、まず子供の性格特性を親が理解しないといけません。本人もそのことで悩んでいることが多いですので、「何故周囲とうまくいかなかったのか?」を本人にも理解させることが必要になります。そういう性格特性を踏まえ、場合によっては職業訓練所、デイケアなどで、少しずつ刺激をかけていくことが必要になります。拒否や暴力がひどい場合は一時的に家族と無理矢理引き離すのも効果がありますよ。
家族だけで対応が困難な場合は、家族以外の第三者の介入が必要です。その場合は精神保健センターや市役所の福祉に家族が相談することが大事で、現在ではどこでも引きこもりの対応マニュアルが出来ているはずですし、自助グループも紹介してくれるはずです。諦めるということは見放すということと同義であり、待っていても事態は悪化するケースが多いですよ。
また、家族のみの病院受診でも、ある程度の障害の有無は親の話から推測できるんです。病気はもちろんですが、何らかの性格障害「発達障害」や「知的障害」「境界型人格障害」などがありそうな場合は、障害者手帳の交付や、将来的に障害者年金を受給出来るかもしれません。(当院では精神的な問題がありそうなケースに関しては、障害者支援援センターの職員の訪問や、本人の拒否がなければ往診もしています)
とにかく家族が家の中だけで解決しようとせず、諦めずに福祉や医療、場合によっては警察に相談することが大事です。引き篭もりは、その子のこれからの人生がかかっていると言っても過言ではありません。その子の親としての責任である「育児」を是非頑張ってください。手伝ってくれる人は沢山いますから