家出調査
家出調査とは、家族内の家出人の行方、現在の所在(居場所)を探し出す為の調査です。 家出人、蒸発者、失踪者など行方不明者と、初恋の人など居所不明者・尋ね人の捜索発見・住所特定などの人探しを行います。
プチ家出
- 「プチ家出」などという言葉が誕生して久しくなってきました。 単に「親がウザい!」「もっと遊びたい!」などの理由で外泊し、一週間~二週間に一度は家に帰るという状態のことです。
割合としては少年少女に多く、女子の場合はいわゆる援交=援助交際で日銭を稼いだりして過ごし、 男子の場合は万引き・かつあげ・強盗・ひったくり・親父狩り等、直接的な非行の温床に出入りする事が多いようです。
これらの場合、残されているアドレス帳から、友人、そのまた友人などのご両親などから有力な情報を得て発見されるケースもありますが、 親の知らない交友関係にもぐりこまれるケースが多く見られます。 まったく当人に関係のない地域で、非行の温床となる今風のクラブやゲームセンターに出入りする中、全く違う自分を名乗り(違う自分として思い込み)、 そのグループでさえ本名を知らない環境の中で家出を継続するのです。
もちろん、宿泊はどこでもできます。 神社やお寺の軒先から、サウナやカプセルホテル、ドヤ街の簡易宿舎など。 行き着く場所が都会であれば「プチ家出」になれを感じ始めて、後戻りできない本当の家出になるケースもあります。
家出
- プチ家出とはちがい、完全に家を出て、だれにも頼らずに自立して新しい場所で新しい生活をはじめるのが「家出」と理解していいでしょう。
プチ家出のおおよそは少年少女ですが、本当の家出の場合、少年少女から中高年、壮年、老年と年齢層は全ての年齢にわたります。 家出前から計画を練り、完全な別人となれる場所や身分を確保してから家出する場合や、富士の樹海に行くケース、余り計画をせずに家を出る場合もあります。
計画なしに少年少女が家を出る場合、暴力団との接点や暴走族、チーマー、ギャングとの出会いや薬物即ち覚せい剤や大麻を覚えはじめてしまうリスクも伴います。
さて、「家出」の場合は、当人は、「もう家には戻らない」と心に決めています。発見したときに家出の動機を聞きとりますが、人によって本当にさまざまです。 例えますと、プチ家出のはずが本当の家出になってしまったというケースや単純に東京に行きたかったというケースなどから、 深刻な動機でもう少し遅ければ自殺してしまったと想像できるようなケースもあります。
家族が家出をしてしまった場合、まずは警察への捜索願を出される事になります。 警察では家出時の状況を詳しく聞かれ、「特異家出人」かどうかの判断を行います。 「特異家出人」とは殺人・誘拐などの事件に巻き込まれたり、遺書や日ごろの言動から自殺の可能性のある場合や、 幼児・病人・老人などに当てはまるもので、その場合警察は特異な家出人として捜索願を受けます。 人命にも関わりますので警察としても専従捜査員を配置して、案件に応じて大規模な捜索も行います。
「神待ち」の家出少女達
- みなさんは「神待ち」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 家出した少女達が携帯電話の出会い系サイトで使う専門用語です。
家出少女たちは、中学生・高校生で、家出人であるため、アルバイトをすることもできません。できるとすれば暴力団関係者が斡旋する違法なアルバイトくらいでしょう。 そのため、寝泊りできる場所を確保する事ができません。そこで出会い系サイトに登録し、泊めてくれる人を探すのです。 その際に「神待ち」という言葉を使うのです。「神」とは部屋に泊めてくれる人を指し、「家出中で泊めてくれる人を募集している」という合図として「神待ち」と書き込むのです。
「神待ち」の少女たちを部屋に泊めるのは、ほぼ100パーセントひとり暮らしの男性です。彼らは少女を家に泊める見返りとして、少女たちに肉体関係を求めます。 少女たちも初めからそれはわかっていて、その上で「神」を探しているのです。
家出少女を保護している」と言えば聞こえは良いですが、本質はていのいい「援助交際」であり つまりは、未成年者を対象にした「売春」です。
家出少女の親御さんの中には、娘と携帯で連絡が取れるからと、家出を無断外泊程度に考えている人も多いようですが、実際にはこのような「神待ち」や、暴力団関係者が斡旋する危険なアルバイトが行なわれているという現実があるのです。 家出は子供たちを危険な目に遭わせる、とても重大な問題だということを、大人たちが理解しなければなりません。